著者 |
佐藤次郎 |
出版社 |
東京新聞出版局 |
出版年月 |
1995年4月 |
価格 |
\1,400 |
入手場所 |
古本屋 |
書評掲載 |
2001年2月 |
評 |
★★★★☆ |
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東京新聞に連載されたコラム集。有名・無名を問わず、多くの競技種目の選手にスポットを当てているだけでなく、スポーツに関わるあらゆる人物が対象となっている点が、他の書籍とは異なる。
なかには、プロ野球やテニスの審判に焦点を当てた話題もあり、少し違った視点から
SPORTS
を楽しませてくれる一冊。
陸上関連では、仙台育英高の留学生、ジョン・マイタイとダニエル・ジェンガなどが紹介されているが、私は、32歳でなお現役スプリンターとして競技を続けていたカルビン・スミス選手の話が、特に印象に残った。
競技寿命が短い短距離種目において、32歳と言う年齢はかなり高齢な部類に入るが、それでも「走ることが好き」で、「自分のベストを尽くすことを考えている」という話を聞くと、ちょっぴりうれしくなる。
※ 第4回(1993年度)「ミズノスポーツライター賞」受賞作品。
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