著者 |
編集部 |
出版社 |
宝島社
(別冊宝島458) |
出版年月 |
1999年9月 |
価格 |
\1,000 |
入手場所 |
学生生協 |
書評掲載 |
2001年2月 |
評 |
★★★★★ |
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シドニーオリンピックの一年前に発売されたムックで、現役の有力選手のみならず、かつての有名選手の姿も追っている。自称マラソンマニアの私としては、この手の本は大好きである。 最近出版されるマラソン関連の書籍は、女子マラソンが中心だが、強い者たちを褒め称えるだけではなく、男子マラソン不振の原因を探るような書籍が出版されてもよいと思うのだが、これはその条件を満たしている貴重な本である。
かつて日本男子マラソン界の黄金時代を築いた中山竹通、瀬古利彦、伊藤国光、宗兄弟といった大御所の分析や提言などは、大変興味深く、参考にしなければいけない点も数多い。 あいにく、出版期間限定のムックであるのだが、文庫化されて出版されています。日本の歩んできたマラソンの歴史を知る上で、ぜひ手にして欲しい一冊である
(追伸;文庫版は、図や写真が掲載されていないという点で、ややムック版より物足りない)。
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