著者 |
編集部 |
出版社 |
ダイヤモンド・ビッグ |
出版年月 |
2010年10月 |
価格 |
\980(税込) |
入手場所 |
楽天ブックス |
書評掲載 |
2010年12月 |
評 |
★★★★☆ |
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ランニングブームを背景に、近年は国内だけでなく、海外のマラソンレースも盛況だ。
代表格はアメリカ・ハワイで毎年12月に実施されるホノルルマラソンで、日本からも多くのタレントが出場することでも知られている。
いまでこそ世界最大級のマラソンレースとして広く知られているが、1973年の第1回大会は、わずか167人のジョギング愛好家が出場するだけの小規模なレースだったという(P54より)。
本書は、世界の観光ガイドブックとして有名な「地球の歩き方」から派生したスピンオフ版ムック。
マラソンランナーならば誰もが一度は憧れるであろう海外マラソンについてまとめた本書は、観光ガイドのノウハウが豊富な編集部だけあって、地元グルメやショッピング等、レース以外にも楽しめるスポットを数多く紹介してくれている。
そういえば、海外マラソンだけを扱ったランニング誌は、これまで、有りそうで無かった気がする。
抜けるような青空のもと、はるか先まで続く海岸線を駆ける「ゴールドコーストマラソン」や、凱旋門を背後に、シャンゼリゼ通りを抜ける絶好の観光エリアからスタートする「パリマラソン」など、美しいカラー写真を見ているだけで出場してみたくなる魅力が随所に散りばめられている。
国内外の主要マラソン大会情報には、開催日だけでなく、参加経験者の声も掲載されていて、地図を片手に夢が膨らんでいきそうだ。
また、簡単なトレーニングアドバイスや、タレント・経営者など著名人による「走る動機」なども掲載されていて、リーズナブルな値付けの割には充実した内容であるように感じる。
特に、下記の14大会(海外11・国内3)については、巻頭特集として高低マップやコース攻略ポイントなどが詳細に紹介されている。エントリーを考えているランナーにとっては非常に参考になるだろう。
- ゴールドコーストマラソン(オーストラリア)
- バンクーバーマラソン(カナダ)
- パリマラソン(フランス)
- 万里の長城マラソン(中国)
- ラグーナ・プーケット国際マラソン(タイ・プーケット)
- ロンドンマラソン(イギリス)
- ウランバートル国際マラソン(モンゴル)
- コナマラソン(アメリカ・ハワイ)
- マウイマラソン(アメリカ・ハワイ)
- カウアイマラソン(アメリカ・ハワイ)
- ホノルルマラソン(アメリカ・ハワイ)
- 小布施見にマラソン(長野県)
- 釧路湿原マラソン(北海道)
- ひがしねさくらんぼマラソン(山形県)
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