著者 |
井上正治 |
出版社 |
講談社
(週刊少年マガジン) |
出版年月 |
1993〜1997 |
価格 |
各\390〜 |
入手場所 |
不明 |
書評掲載 |
2001年2月 |
評 |
★★★☆☆ |
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福岡国際マラソンで優勝経験をもちながら、酒びたりの生活を送り、すっかり過去の栄光となってしまっていた主人公の父・高木勝馬が、息子・一馬のために再起を決意するが、急なトレーニングのために、世界選手権のゴール目前で倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。
一度はマラソンはしないと決意した一馬だが、父の意志を継ぐように、大学入学と同時に陸上部の門を叩き、マラソンの世界へ飛び込んでゆく。
タイトルは『マラソンマン』だが、一馬は駅伝には出場するが、マラソンにはほとんど挑戦していない。
「マラソン」・「駅伝」・「長距離走」の区別をきちんとつけたい私としては、やや不満を抱くタイトルだが、内容はなかなかおもしろい。科学的なことには簡単に触れるだけの素人向けの漫画なので、小さい子供に読ませるには最適。私も少年時代の一馬のように、短距離走はてんでダメだったが、町内マラソンでは入賞したことがあったっけ。
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