著者 |
斉藤むねお |
出版社 |
秋田書店
(月刊少年チャンピオン) |
出版年月 |
2000〜? |
価格 |
各\390 |
入手場所 |
bk1 |
書評掲載 |
2004年12月 |
評 |
★★★★☆ |
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“次代のマラソン界の旗手”と呼ばれるスター選手である「城崎笛彦」を好きになってしまった、「西園寺るん」が、彼のそばにいたいという理由から、陸上部に入部しようと決意する。
彼女の友人や先輩との友情や、レースで対戦した相手との交流を通じて、“ダイヤの原石”が磨かれていくように成長してゆく様子を描いている。
少女漫画のような絵で、ストーリー的にもありがちな設定だが、彼女の“走りのセンス”を見出す視点が、小出監督のような理論で、思わず納得してしまう。
絵も丁寧に細かく描かれていて、非常にさわやか仕上げの作品になっている。また、巻末には、谷川真理さんのランニング・クリニックが、これまた丁寧な漫画で描かれている。
冒頭の著者紹介で述べられているように、これを見た読者が、「私も走ってみようかな」という気にさせてくれるような作品である。
※ 3巻以降が発行されているのか不明。
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